上手に作って、空高く!竹とんぼの作り方・遊び方
昔は竹とんぼを飛ばして遊ぶ子供がたくさんいましたが、今は公園でも携帯ゲーム機やカードゲームなどをして遊ぶ子が殆どで、すっかり見かけなくなってしまいました。
でも竹とんぼって遊ぶにしても作るにしても、実はとってもいいことだらけだったんです。
今回は上手に作って、空高く飛ばしたい!竹とんぼの作り方・遊び方についてまとめてみました。
目次
竹とんぼって何?どうやって遊ぶの?
そもそも竹とんぼって何?どうやって遊ぶの?
もしかしたら若い人の中には「竹とんぼって何?」って思う方もいるかもしれません。
竹とんぼはドラえもんに出てくるタケコプターのような形をしている、と言えばわかりやすいかもしれませんね(そもそもタケコプターの語源は竹とんぼとヘリコプターを組み合わせたものですから)。
竹とんぼとは竹で作られたおもちゃのことです。
両手で竹とんぼの軸を挟み、手を前後に動かして軸を回すことによって、竹とんぼを高く飛ばすことができるのです。
竹とんぼの歴史について
奈良時代後半頃の長屋王邸跡から竹とんぼに似た木製品が出土しています。また平安時代や鎌倉時代の遺跡数ヶ所からの出土例もあります。
竹とんぼに似たおもちゃは実は中国にも古くからあり、15世紀ころにはヨーロッパに伝わったとみられ、聖母子像の中には竹とんぼのようなおもちゃを持った絵もあるそうです。
竹とんぼの作り方
手作りのメリット
今は100円ショップなどでもプラスチック製の竹とんぼが売られていますが、昔はみんな自分で竹を取ってきて手作りしていたものです。
そんな面倒くさいことを、と思われるかもしれませんが、自分でナイフを使って竹を削ったり、組み立てたりすることで、道具に慣れて手先が器用になるばかりでなく、左脳を鍛えることもできます。
またより高く遠くに飛ばすためにはどうやって作ったらいいか等は右脳を鍛えることにもつながります。
それに苦労して作ったものは大切に扱おうという気持ちになるため、物を大事にする気持ちも養うことができるのです。
必要なモノ作り方
竹とんぼを作るのに用意するものです。
- 太い竹(長さ11〜13cm、幅1.5cmほど)
- 竹ひご
- のこぎりやナイフなど
次に竹とんぼの作り方です。
1.太い竹の中心にキリで穴を開ける。
2.竹の表面をヘリコプターのプロペラ部分のようになるように削る。(右利きなら竹の右側の上数ミリを残して下部表面を削り、左側の下数ミリを残して上部表面を削る)
3.角の部分を丸く削る(当たったときのケガ防止のため)
4.裏も同じように削る。
5.軸の長さを羽根の1.5〜2倍くらいにし、先端を削る。
6.軸を羽根にしっかりと差し込んでつける。
作る際にはケガに注意しましょう。
竹とんぼを上手に飛ばすコツ
おもいっきり…!!!
両手で竹とんぼの軸を挟んで指を揃えたら、軸を少しだけ前方に傾け、右手を手前に少しずらします。次に軸を強く挟みながら右手を向こう側へ、左手を手前側へ、手のひらに摩擦を起こすような感じで瞬間的に動かし、竹とんぼを手から空へ離します。
ここでやってしまいがちなのが、竹とんぼを回しながら投げようとしてしまう動作なのですが、あくまでもおもいきり回すことに意識を集中させます。
遊ぶときの注意★
竹とんぼを飛ばすときはなるべく広い場所で、周囲に物や人はいないか安全確認してから飛ばすようにしましょう。
また竹とんぼが当たると結構痛いものです。必ず自分の顔から離して飛ばすようにしましょう。
まとめ
昔ながらの遊び、竹とんぼの作り方・遊び方についてまとめてみました。
上手に作って空高く竹とんぼを飛ばせたときの爽快感は、ゲームなどでは得られない達成感につながります。
たまにはゲーム機の電源をオフにして、おもいっきり竹とんぼを飛ばしてみませんか?
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